結婚指輪と婚約指輪はどう違う?どちらか片方だけではダメなのか?
公開日:2023/03/15 最終更新日:2023/02/03
結婚を意識した時やプロポーズする時に、婚約指輪を贈る男性は多いかと思います。ただ、その後2人で結婚指輪を買って着けるため、婚約指輪は本当に必要なのかと疑問に感じたことはありませんか?そこで、今回は結婚指輪と婚約指輪の違いを解説し、どちらか片方だけではダメなのかということについて説明します。
結婚指輪と婚約指輪の違い
結婚指輪はマリッジリングとも呼ばれ、結婚する夫婦がお互いの薬指にはめて使い、夫婦が結婚した証になる指輪です。結婚式の指輪交換の儀式で使われるのは、結婚指輪です。
基本的には、日常使いできるように華やかでありながら身に着けやすさを重視したデザインになっています。
一目見てペアだと分かる形になっていながら、女性の方に控えめなダイヤがあしらわれていたり、素材もプラチナやゴールド、ピンクゴールドなどバリエーションがあったりして、好みのものを着けるのが主流です。
婚約指輪は女性へ贈るもの
一方で婚約指輪は、一般的にプロポーズの際に男性が女性へ贈るものになっています。エンゲージリングとも呼ばれていて、永遠を意味する大粒のダイヤがあしらわれているなど、とてもゴージャスなデザインのものが多いです。
婚約を記念するプレゼントのような役割を果たしていますが、日常使いしている方もいます。ちなみに結婚指輪を選ぶ際に、婚約指輪と重ね付けする前提で選ぶ方法もあります。
どちらか片方だけではダメな理由
婚約指輪は婚約してから結婚するまで着けて、結婚指輪は入籍したら着けると思っている方も多いのではないでしょうか。そのため、購入するなら結婚指輪だけでいいのではと思うかもしれません。
しかし、本来結婚指輪と婚約指輪は重ね付けして使うものなのです。女性はプロポーズされてから結婚式を挙げる前日まで、婚約指輪を左手の薬指に着けます。そして、結婚式当日に婚約指輪を右手の薬指に移し、結婚式で結婚指輪を交換したらその上に婚約指輪を重ね付けするのです。
こうして2つの指輪を重ねることで婚姻関係をゆるぎないものにするという気持ちを固めます。つまり、両方の指輪が揃ってから意味のあるものになります。
婚約指輪を贈るなら
婚約指輪は古代ローマの時期からあるといわれています。当時も今と同じように、プロポーズする際に男性から女性へ贈っていました。
愛する女性の心を繋ぎ留めたいという意思を込めて、指輪をプレゼントするという習慣は昔から根付いていたものです。
人気のデザインは?
婚約指輪で人気のデザインは、大粒のダイヤがついているものです。基本的にダイヤは一粒であり、爪で留めるソリティアリングが定番になっています。
また、ダイヤをより引き立たせるために、指輪自体はストレートタイプのシンプルなものになっている傾向があります。
ほかにも、指輪のアーム部分にダイヤをすべてあしらったフルエタニティや、半分だけあしらったハーフエタニティも人気のデザインです。
女性は男性に婚約指輪を贈る?
婚約指輪は男性から女性に贈るものというイメージがありますが、女性から男性へ贈る方法もあります。そして、婚約指輪を貰ったらお返しの品として腕時計やスーツ、ネクタイ、靴、財布などをプレゼントします。
プレゼントの品は男性がよく使うものや趣味、好きなものにしてもいいですし、旅行など2人の思い出になるようなものもおすすめです。
結婚指輪を着けるなら
結婚指輪は左手の薬指に着けます。ともに着けることで「夫婦の結びつき」を表すため、ずっと外してはならないという言い伝えがあります。
日常的に身に着けるのは結婚指輪であり、お互いの絆を確かめあうほかに結婚していることを周囲に伝えるという役割も担っています。
結婚指輪はさまざまなデザインがある
結婚指輪は男女ペアになっていて、女性の方により華やかな小粒のダイヤなどがついているものが多くなっています。指輪の形はシンプルなストレートだけでなく、V字やS字ライン、ウェーブなど指をきれいに見せるデザインのものもあります。
日常で使う際にダイヤ部分が出っ張っていると、引っ掛けたり傷ついたりする可能性が考えられるため、出っ張りがなく指輪部分にダイヤをつけたものを選ぶ人もいます。
また、好きなカラーの宝石やお互いの誕生石などを選び、個性を出している夫婦もいます。シンプルさを重視する場合、宝石をつけなかったりリングの裏側につけたりするケースもあります。
このように、人によって選ぶ指輪のデザインはバラバラで、自由度が高い点が魅力的です。
まとめ
結婚指輪と婚約指輪の違いについて説明しました。婚約指輪はプロポーズの際に使われる婚約の証であり、結婚指輪は夫婦の絆を表すものです。婚約指輪を大切にしまっている人も多いかと思いますが、重ね付けして婚姻をゆるぎないのにするという意味があるため、ぜひつけてみてはいかがでしょうか。近年、婚約指輪を贈らないケースも増えてきていますが、一生に一度の記念となるものなので安易に決めず、2人で話しあって納得できる選択をしてください。